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ヨシノ
ターゲットにあわせた内装デザインで売り上げアップ
カフェはコーヒーや食事を楽しみながら一息つけるリラックス空間としてはもちろん、ビジネスの打ち合わせやオフィスをもたないノマドワーカーの仕事場など、さまざまなシーンで利用される場にもなっています。
そのため、カフェを新規出店するなら、ターゲットにする利用客のニーズに合った店舗デザインが繁盛のカギを握っているといえるでしょう。出店の参考になるように実際の店舗デザインの事例をまとめました。

カフェと雑貨販売を融合させたインテリアカフェ。配管や空調機を露出させたスケルトン天井が、デザイン性の高い空間を演出しています。さらに、天井を抜くことで高さができ、開放感を生み出しているのもポイントです。

本格的なコーヒーとお酒を楽しめるカフェバー。明るい色の壁やカウンターテーブルなどにダークブラウンのチェアを組み合わせることで、居心地の良い落ち着いた雰囲気をつくりだしています。昼はカジュアルなカフェ、夜はお酒を楽しむ大人の空間、と利用目的の違う2つの客層を受け入れることが可能です。
ヨシノ
「株式会社 デフデザインオフィス」とは
デフデザインオフィスは、空間づくりを通じて多くの人に喜びをもたらすデザインの実現をモットーとしている会社です。これまでにカフェをはじめ、商業施設やオフィス、展示空間などさまざまな施設の企画・空間デザインを手掛けてきた実績あり。既成概念にとらわれない創意工夫をこらしたデザインでクライアントの期待を超える価値を提供し、一緒にワクワクを共有する店舗づくりに取り組んでいます。
デザインロゴや販促ツールのグラフィックデザインの制作も任せられるのは、多彩なスキルを持ったプロフェッショナルを抱えているデフデザインオフィスならではの強みです。

>床や仕切りには落ち着いた色合いの素材を使用することで、明るすぎないゆったりとくつろげる空間に仕上がっています。奥のソファ席はダークブラウンを基調としたインテリアを採用しており、利用客の目的に合わせて選べるようにフロアの雰囲気に変化を持たせているのがポイントです。

店舗の売りである落ち着いた雰囲気はそのままに、ほかのチェーン店とは違うここだけの特色として自家焙煎のコーヒー豆販売に力を入れた店内レイアウトに変更。喫茶スペースも、利用客同士の視線が重ならないよう配置に工夫がされています。
マツダ
「株式会社 フジタカ」とは
大型商業施設をはじめ、個人経営店、飲食店や雑貨店、診療所、商店街などさまざまな業種の設計・建築・施工を手掛けている会社です。店舗デザイン以外に、分煙アイテムや省エネ型冷蔵・冷凍ショーケース、業務用厨房機器などの商材を取り扱っているのも特徴。
全国に拠点を持つ強みを生かし、マーケティングや商圏調査をもとにした店舗デザインにも対応しています。

トヨタ自動車の体験型テーマパーク内にある、モータースポーツをテーマとしたカフェです。カフェのシンボルとなる大テーブルは、世界的に有名なドイツのニュルブルクリンクサーキットを模しているのが特徴。そのほかにも、トヨタ車のパーツだけでデザインしたオリジナル家具や本物のレーシングカーの配置など、モータースポーツの世界への興味をさりげなく誘う仕掛けがあちこちに施されています。

乃村工藝社が手掛けた代官山の複合商業施設内にあるカフェ。複合商業施設は自然光がたっぷりと差し込む建築設計になっており、B1階にあるカフェも明るい開放的な空間に仕上がっています。また、ゆったりとくつろいでもらえるように、植栽を多く配置して自然を感じられる空間づくりがされているのも特徴です。
ヤジマ
「株式会社乃村工藝社」とは
乃村工藝社は、人々に感動を提供する空間づくりによってクライアントの事業の活性化をモットーとしている会社です。グループ全体で年間11,000件以上のプロジェクトを手掛けており、その約80%が毎年依頼を受けている上客からの発注となっています。
多くのデザイン会社があるなかで乃村工藝社が繰り返し選ばれる理由は、調査・企画をはじめ、デザイン・設計や制作・施工、運営・管理までをトータルにサポートできる総合力にあり。施工したら終わりではなく、さらなる集客に向けた販促・イベント計画や運営、活性化サポートなどを提供できる体制が整っています。

大学キャンパス内にある、ハワイアンボタニカルをテーマにしたカフェ。キャンパス内という立地特性から、コミュニティの場として、または授業の合間に立ち寄る休憩スポットなど幅広い利用シーンを想定。内装は高い天井と大きな窓を生かしたシンプルなデザインになっており、たっぷりの緑と自然光がくつろぎの空間を演出しています。

京都祇園の伝統的建造物群保存地区に立地し、周辺景観に合わせて町家のような外観を持つカフェです。店内の内装は京都らしさを各所に散りばめながら、和空間とロックアーティストのディスプレイを融合させたデザインに。和とロックという対極のようなコンセプトが見事に融合しており、2020年に開催されたディスプレイ産業賞(優秀賞)と日本空間デザイン賞を受賞しています。
ヤジマ
「株式会社船場」とは
株式会社船場は、ショッピングセンターや百貨店などといった商空間づくりに長年携わっている実績を生かし、専門店や飲食店など幅広いジャンルの空間づくりをサポートしている会社です。
商空間づくりのプロフェッショナルとしての企画力やデザイン力を強みとしているほか、コンビナート型工場をはじめとした生産拠点を全国に配置し、企画から運営まで一貫したフォローアップが可能。そのほか多店舗展開のサポートも行なっています。

台湾で人気を博している中国茶カフェレストランの日本店をデザインした事例。店内に入るとまず目を引く木格子は、茶葉が沈殿していく模様をイメージしたもの。また、茶花柄のレリーフを施したグリーングラデーションの壁面は、中国の茶芸文化と日本の茶室の融合を表現しています。

全国に約80店舗を構える和食器店が下北沢にオープンした、カフェと和食器を楽しめるコンセプトショップの店舗デザイン事例。スペースが建築・店舗・住居のトータルディレクションを行なっており、建物の外装から内装まで和食器店として培ってきたブランドのカラーを色濃く打ち出した設計・施工がされています。
ミヅキ
「株式会社スペース」とは
株式会社スペースは、クライアントだけでなく、利用者も笑顔にする空間づくりに取り組んでいる商空間プロデュースの専門集団です。小売店をはじめ、飲食店や商業施設、ホテル、空港など多岐にわたる空間を手掛けており、空間の可能性を追求し続けているのが特徴。
スペースでは、空間づくりにかんする悩みを気軽に相談できて、隠れた課題を発見・解決に導く「商空間の町医者」を目指しています。
カフェや喫茶店は、食事だけでなく店舗の雰囲気や世界観を含めて楽しみに来るお客様が多いため、内装デザインにこだわることは大切です。繁盛するカフェにするために知っておきたい店舗デザインのポイントを紹介します。
店舗デザインはカフェのコンセプトにあわせて考える必要があるため、カフェのコンセプトを決めるところからはじめてみましょう。
まず考えるのが、「ターゲットにする客層」。10代を中心とした若い世代にするのか、主婦、または年配の方などターゲット層を明確にし、そのうえでターゲット層の集客を狙えるカフェのコンセプトや内装を考えていきます。
たとえばSNSにおしゃれな写真をアップしたい若い世代をターゲットにするならデザイン重視の内装、逆に年配の方をターゲットにするのであればバリアフリーをはじめとした機能性重視の内装に、といった工夫が必要です。
似たようなコンセプトを打ち出している他店舗の内装を参考にしながら、店舗デザインのイメージをふくらませていきましょう。
カフェには大きく分けて「フルサービス方式」と「セルフサービス」の2つの方式があり、どちらを採用するかで最適な内装が変わってきます。
スタッフが客席まで注文を取りに行って飲み物や料理を提供するフルサービス方式であれば、フロアスタッフが移動しやすい動線を意識することが重要です。お客様がカウンターで注文してその場で飲み物や料理を受け取るセルフサービス方式なら、お客様の移動しやすさをより重視した動線にする必要があります。
このように採用するサービス方式によって重視するポイントが変わってくるため、店舗デザインを考える前にサービス方式を決めておきましょう。
繁盛するカフェを目指すなら、お客様にとって居心地の良い環境作りに取り組みましょう。居心地の良い環境を作るうえで大切にしたいのが、「リラックスできるか」「読書や仕事がしやすい環境かどうか」の2点です。
リラックスできる空間を作る場合、内装や照明の色は安心感やリラックス効果を得られる暖色系にするのがおすすめ。また、緑色にはストレスを和らげる効果を期待できるため、インテリアとして観葉植物を取り入れることもリラックスできる空間作りに有効です。
読書や仕事がしやすい環境作りとしては、充電コンセントの設置に、テーブルや椅子を居心地の良い高さにするのが◎。また、無料Wi-Fiを設置すると、他店との差別化も図れます。ただし、長居できるような居心地の良さを売りにするなら、メニューの価格は高めに設定するのが良いでしょう。
インテリアはカフェの雰囲気を左右するキーアイテムになるため、より理想的な空間に仕上げるならインテリア選びも重視したいポイントです。こだわりのインテリアでデザイン性の高い内装に仕上がれば、TwitterやInstagramなどのSNSによるクチコミ効果で集客アップにつながる可能性もあります。
インテリア選びのポイントとしては、カフェのコンセプトにあわせること。たとえば和風カフェをコンセプトにするなら掛け軸や生け花、外国風のカフェを目指すのであれば北欧雑貨やヴィンテージのインテリア、ナチュラルスタイルなら観葉植物や熱帯魚などを取り入れると、理想的な空間に仕上がりやすくなります。
自然素材を使ったナチュラル系のカフェはエリアや年齢層を選ばないため、取り入れやすい店舗デザインです。
また、地球環境への配慮や自然による癒しが求められている今の時代ともマッチしており、自然素材へのこだわりをカフェの売りとして打ち出すことも可能。自然素材ならではの温かみのある雰囲気で、リラックスできる癒しの空間を演出できるメリットもあります。
自宅では味わえないような特別感のある雰囲気を演出できるのがラグジュアリー系カフェの魅力です。色調は黒や濃い茶色などをベースに、家具や食器などの調度品をグレードの高いものにしたり、壁や天井に漆喰を使用したりすると高級感を印象付けられます。
そのほかにも座席をあえて少なくして空間を贅沢に使うことも、高級感を出すポイントです。
スケルトン系とは、コンクリート打ちっぱなしや天井の配管をそのままにしたスタイルのこと。都会的でスタイリッシュな印象を与えられることから、人気を集めているデザインです。
また、内装工事のコストを安く抑えられるメリットもあり。ただし、空調が効きにくいため、ランニングコストがかかりやすいというデメリットもあります。
原色や丸みを帯びたデザインを多く取り入れたポップ系カフェは、明るい印象を演出できるのが特徴。カップルや子ども連れの家族など幅広い層に受けやすいので、商業施設のテナント店やチェーン店のデザインとしても最適です。
ただ、デザインによってはチープすぎる印象を与えてしまうため、内装費を抑えすぎるのは気をつけましょう。
日本家屋をイメージした内装デザインのカフェ。内装をすべて純和風で揃えるデザインもあれば、食器や店舗家具などは洋風のものにする和モダンのデザインもあり。日本らしさを感じられるため、海外からの観光客が多いエリアで出店する場合に有効なデザインと言えるでしょう。
また、落ち着いた雰囲気を演出できるので、年配の方をターゲット層にする場合にも適しています。
現代風のデザインが多い他店と差別化を図るなら、昭和レトロを感じられる純喫茶のようなデザインも選択肢に入れておくと良いでしょう。
懐かしさを味わいたい昭和世代を主なターゲット層にできるほか、レトロな雰囲気に新鮮さを感じる若者世代の集客を狙うことも可能。幅広い世代をターゲット層にできる内装と言えます。
一見、事務所の場所は関係ないように見えますが、店舗デザイン会社はともに店舗を繁盛へ導くビジネスパートナーなので、密な連携を取ることが必須となります。
以下のコンテンツでは、各都市に拠点があるデザイン会社から、繁盛をさせるための様々な視点でおすすめのデザイン会社をプレゼンしています。
4人の調査団のプレゼンを見て、共感できるパートナー選定の視点を選んでみてください。
利用客にとって選択肢の多い土壌のためか、飲食や小売などの専門店においては、その地域に有名店ができると、近い業態の店舗が集まって専門店の集積地のような形となることもあります。
このような立地の見分け方、その市場において勝ち抜く戦略を持つ店舗が繁盛につながるのです。
コロナの収束によって、次第に活気を取り戻していくでしょう。古代の文化と現代のカルチャーの両方に魅力を持つ大阪は、地元住民から外国人観光客まで多様なニーズに埋もれています。
そんな中、案外共通しているのは結局「安くてええもん」なのかもしれません…。