店舗内装の予算設定

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店舗の出店計画イメージ

店舗デザインの坪単価を調査

新規店舗出店時に大きな費用がかかる内装工事ですが、13,000件の店舗データから導き出した平均坪単価は47.8万円(※)となっています。

ただし、事例によっては10万円代~300万円代と大きく開きがあるため、平均坪単価を必ずしも基準として考える必要はありません。

※参照元:店舗デザイン.com https://www.tenpodesign.com/magazine/article/6

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店舗内装の坪単価に影響を及ぼす要素

平均坪単価に近いかどうかのみで判断はしづらい内装工事費用ですが、以下のような要素が坪単価に影響を及ぼすと考えられます。

業態

飲食店や美容・アパレル系の店舗など、運営する店舗の業態によっても坪単価は変わってきます。

衛生的な環境を整える必要があるかどうかやバリアフリー設備など、業態によって必要な設備・内装が変わってきます。

規模

居抜きで物件を使用する場合、壁紙や照明などの内装を簡単に工事するだけであれば比較的費用は安く抑えられます。

しかしスケルトン工事など、解体や撤去を伴う規模の工事であれば金額が大きくなる可能性が高いです。

素材

壁紙や床の内装、照明・テーブルや什器などに使用する素材の質によっても工事費用は変わってきます。

お店の雰囲気など、こだわりも踏まえつつ予算に合った素材を選択することが必要です。

物件の状態

空調機器の有無やトイレの状況、飲食店の場合はグリストラップやダクトなど、物件の現状によっても金額は変わってきます。

修繕や設備の入れ替えが必要になるとその分費用がかさみますので、注意が必要です。

コンセプト

こだわりの空間づくりのためデザインに凝ったり、複雑な工事が必要になったりとコンセプトによっても工事費用は変わってきます。

また、コンセプトが明確に定まっていれば効果的な内装工事が行えるため、重要な要素の一つです。

マツダ

マツダ

予算内で実現できる範囲は、店舗内装業者の実力による

思い描く内装工事を予算内で実現できるかどうかは業者の実力によります。

実力=実績なので、施工事例を見ながら対応範囲を相談することがよいでしょう。

また、内装業者としっかりとパートナー関係を築くことができれば、的確に希望を伝えることができ、よりよい店舗づくりの実現に繋がります。

参考文献

  • PHP研究所「店舗戦略ハンドブック―出店計画から売場戦略まで、売れるお店づくりのルール」野口 智雄著
  • ギャップ・ジャパン「繁盛店づくりの プロフェッショナル」

店舗デザインの費用の内訳

店舗デザインの費用は、主に「設計デザイン費」「施工費」の2項目に分けられます。どちらも店舗デザインを行ううえで欠かせない項目ですが、デザインの方法や物件の種類などによって費用や着手方法が異なります。

それぞれの費用相場や内訳などを確認して、デザイン会社や施工会社を選ぶ際の参考にすると良いでしょう。

設計デザイン費

設計費とは、図面の作成を行う際に発生する費用のことです。図面は、店舗の内装・外観デザイン・店内レイアウトを動線や設備の位置を決定したうえで作成。どのくらいの費用がかかるかは、デザイン会社や物件タイプ、規模などによって異なります。

一般的には、店舗の面積もしくは総施工費から設計デザイン費を算出するケースが多いでしょう。

面積から設計デザイン費を算出する場合

「坪単価×店舗」の総面積で費用を算出します。1坪あたり3~10万円程度が相場です。設計デザインを専門に請け負っている業者が採用している計算方法で、どこに設計デザインを頼むかによって費用に差が生じるでしょう。中には、1坪あたり15万円を超えるケースもあるため、相見積もりを行って相場を把握するのがおすすめです。

店舗の面積は狭いほど坪単価が高くなり、面積が広くなるにつれ下がっていきます。

総施工費から設計デザイン費を算出する場合

内装・外装や設備工事、ファニチャー、看板制作などの総施工費を見積もった後、そこから一定割合の設計費を算出する方法です。費用の割合は、総施工費の5~15%となることが多く、一般社団法人 日本商環境デザイン協会が発行するマニュアルでも、同様の割合が推奨されています。

この算出方法は、設計デザインだけでなく施工も対応している業者がよく利用しています。設計したうえで、総施工費から設計デザイン費を割り出すため、面積から算出する方法よりも時間がかかる方法です。

施工費

図面を基に行われる、設備工事にかかる費用です。外壁塗装やクロスの張り替え、床の張り替え、電気・ガスなどの設備工事、ファニチャーや看板工事などがこの項目に含まれます。

施工費の相場は物件のタイプによって異なるため、居抜き物件を利用する場合とスケルトン物件を利用する場合の費用相場や特徴をチェックしておきましょう。

居抜き物件を利用する場合

居抜き物件とは、前に入居していたテナントの内装や設備などが、そのまま残っている状態の物件を指します。飲食店では頻繁に利用されます。設備やインテリアが最初から備え付けられているため、初期コストを抑えられて開業までの期間も短縮できるといったメリットが。

インテリアや各種設備が残っている居抜き物件を利用する場合の施工費用は、200~400万円程度が相場です。ガス設備の増設や配管の位置を変更する場合は、追加で料金がかかります。

スケルトン物件を利用する場合

スケルトン物件とは、内装や設備などが一切無い状態の物件です。すでに外装・内装がある程度整っている居抜き物件とは違って、スケルトン物件はイメージ通りの外観・内装に仕上げられるというメリットがあります。

スケルトン物件の工事費用は、1坪あたり60~80万円程度。開業に必要な全ての工事を行わなければならないので、居抜き物件と比較して約5倍の費用がかかると考えておきましょう。

業種別にみる店舗内装工事の
坪単価

飲食店

スケルトン物件の場合、何も無い状態から設計や施工を行うため費用は高くなります。デザインや機能にこだわったお店に仕上げる場合の坪単価は、1坪あたり60~80万円程度です。極力コストを抑えたお店づくりをした場合でも、1坪あたり40~50万円の費用がかかるとみておきましょう。20~30坪程度の飲食店を開業する際は、一般的に800~2,400万円程度の費用が必要となります。

内装工事を依頼する場合は、店舗面積や導入する厨房設備などにより費用が大幅に変動。店舗面積が狭くなるほど、坪単価は高くなることを念頭に入れて予算を考えましょう。

小売店

食料品や日用品を扱う小売店は、大規模な電気・ガス・給排水設備を導入する必要がなく、最低でもスタッフ用のトイレや給湯室を用意すれば十分です。

居抜き物件の場合は、残った設備をそのまま使えるため8~12坪くらいの小規模な小売店なら200~300万円程度で開業できる状態まで整えられるでしょう。

一方、スケルトン物件の場合も大掛かりな設備を揃えなくても良いので、費用相場は1坪あたり30~40万円。8~12坪の店舗であれば、240~480万円程度で開業可能です。

ジュエリーショップといった店舗独自の演出が重要となる業態は、居抜き物件・スケルトン物件に関係なく相場よりも高い費用がかかります。

美容室やエステサロン

美容室やエステサロンはお客様の店舗滞在時間が長く、お店の雰囲気や居心地も大切。美容関係は小売店と比較して、導入しなければならない設備が多いことも挙げられます。特にエステサロンは、大型マシンや施術用の個室を用意する必要があるため、美容室よりも施工費がさらに高くなりやすいでしょう。

居抜き物件の場合でも、お店のコンセプトやターゲット層に合わせた内装・外観に仕上げるために、坪単価は20~40万円程度かかります。

スケルトン物件の場合なら、坪単価は40~80万円と、居抜き物件と比べて約2倍の費用がかかると考えましょう。

   
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