店舗デザインにおける機能性

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店舗デザインを考えようとすると、お客様の目を引いて集客につなげるために見た目にこだわりたくなるもの。ただし、見た目にこだわりすぎて機能面がおろそかになってしまうと、スタッフやお客様にとって使い勝手の悪い空間になりかねません。ここでは、店舗デザインにおける機能性の重要さやこだわるポイントを紹介します。

店舗デザインにおける機能性
「使い勝手の良さ」

デザイン性を重視して購買意欲を高めるショーウィンドウと違い、店内はそこで働くスタッフや訪れるお客様がいる以上、使い勝手の良さにも目を向けなければいけません。使い勝手の良い店舗デザインにするために注目したいのが「スタッフの動線」「お客様がくつろげるレイアウト」「お客様を不快にさせないデザイン」の3つです。

スタッフの動線の確保

スタッフの動線が確保されていない店舗デザインだと、業務の効率に悪い影響を及ぼす可能性があります。たとえばお客様のテーブルまで料理をスムーズに運べる動線が確保されていない飲食店の場合、料理の提供が遅れたり、スタッフ同士またはお客様とぶつかって事故が起きたり、といった問題が発生しかねません。

スタッフの仕事の効率が落ちると顧客満足度の低下やクレームにもつながりかねないため、店舗デザインを考える際はスタッフの動線も意識することが大切です。

お客様がくつろげるレイアウト

顧客満足度を高めてリピーターを確保するためには、お客様がくつろげるレイアウトを意識しましょう。悪い例としてスタッフの行き来が多いバックヤードや通路付近に食事テーブルを設置した場合、お客様は人の行き来が気になってゆっくりと食事を楽しめません。

また、同じように人の行き来が多い場所にフィッティングルームを設置すると、試着したいものがあっても利用しづらく、せっかくの購買機会を損失する可能性があります。そのため、お客様がゆっくりと過ごしたい場所は人の行き来が少ないところに配置する、または仕切りを設けてプライベートに配慮した空間を演出するなどの工夫が必要です。

お客様を不快にさせないデザイン

店舗デザインを考える際、重要になる視点が「お客様にとって快適に過ごせる空間かどうか」。通路が狭くて移動しにくかったり、内装がごちゃごちゃしてどこに何があるか分かりにくかったりするようなデザインは、お客様にとっての快適さが無視されているので避けましょう。

また、ファミリー向けの店舗の場合、芸術性が高い商品や装飾だとしても性的なイメージを想起させるものは避けたほうが無難です。ターゲット層によってはとがったデザインが刺さるケースもありますが、お客様を不快にさせないデザインかどうかの視点は常に持っておきましょう。

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店舗デザインにおける機能性
「防災対策」

店舗デザインの機能性を考えるうえで、スタッフやお客様の安全を守るために地震または火事など災害に備えた対策も必要です。店舗デザインにおける防災対策で重要になるのが「避難経路の確保」「設備の固定」「二次災害を防ぐレイアウト」の3点。防災対策を検討する際は建築基準法に則っているかどうかはもちろん、店舗によってはテナント契約の内容についても確認しておきましょう。

避難経路を確保する

防災対策を意識した店舗デザインを考える際、安全に店外へ出られる避難経路の確保が重要になります。建築基準法で定められている避難経路の幅は、最低でも1.2m以上。両側に部屋がある通路の場合は、1.6m以上の幅が必要です。

幅が1.2mに満たない通路だと大人2人がギリギリすれ違える程度の広さのため、災害時は肩がぶつかったり足がもつれたり、と転倒のリスクがあります。1人が転倒することでまわりの人も次々に転倒する群衆雪崩を起こす恐れもあり、命に危険を及ぼす最悪のケースを招きかねません。

棚などの設備を固定する

地震によるケガや事故で最も多いのが、家具や設備の転倒によるものとされています。店内の設備が転倒したことでケガをしたり、避難経路が塞がれたりと、被害をより広げる危険性があるので日頃から設備をしっかりと固定しておくことが大切です。

固定方法には床固定と壁固定があり、建物によって適切な方法が異なります。そのため、素人判断はせず、デザイン会社や建築会社など専門家の意見を取り入れながら対策しましょう。

二次災害を防ぐレイアウト

二次災害を防ぐためにまず注意したいのが、窓の近くに棚や重い設備を置かないこと。窓の近くに棚や重い設備があると、災害時に窓ガラスを突き破って店舗の外に落下する危険性があります。

また、ガラス付きの設備だと、倒れたときにガラスが割れて周辺に飛散する可能性も。そのため、ガラス付きの設備をレイアウトする際は、店舗の中央や出入口付近は避け、さらにガラス部分に飛散防止フィルムを貼って対策しましょう。

飲食店の場合、食器棚は落下防止の機能がついたタイプがおすすめ。また、ボトルのある飲食店は、ボトルに防振ゴムや落下防止用のパイプ・紐をつけるなどの対策が二次災害を防ぐのに有効です。皿やグラス、ボトルの落下を防ぐことで、スタッフやお客様の安全な避難経路の確保にもつながります。

まとめ:店舗デザインには
「バランス」が大切

店舗デザインを考える際、見た目を重視することは集客を狙うために重要なポイントです。ただし、機能性も伴っていないとお客様にとって居心地の良い空間にはならず、リピーターにはつながらない可能性があります。

また、働くスタッフにとっても、店舗の機能性は効率の良い仕事や質の良いサービスの提供を叶えるために欠かせません。そのため、店舗デザインにおいては、見た目と機能性のバランスが何より大切になります。

   
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